2020年 第15弾 絶好調CBX863発進
組みあがったCBX863を慣らし運転もかねて各部の微調整をしてきたが、ある程度調整が完了した。
見かけはあまり目立たない、ツーリングバイク然とした雰囲気のバイクなのだが、いざ乗ってみると
まったく予想を超える異次元の走りが堪能できるコーナリングマシンに変身した。
大きなフロントカウルもまるで気にすることなく、リーンウイズでどんどん寝かせていける。
転びそうとか、滑りそうとか、切れ込むとか、そういう不安はみじんも感じない。
低回転から太ったトルクによって、より安心してコーナリング中のアクセル操作を行えるようになった。
わかりやすく言うとSTDエンジンの「もっと早く、早く」とじれったいレスポンスが、思った通りの加速と過不足の無い、実にニュートラルな出力特性になった。
エンジン特性、ハンドリング特性、ブレーキ特性、そのすべてがちょうど良い塩梅に仕上がって実に快適だ。
その当時のホンダのバイクでもこんなに全てがバランスが取れて良くなるとは、誰も想像も出来なかったであろう。
CBX863オーナーの方にも、これからも末永く楽しんでいただきたいと思いつつテストを終えた。
2020年7月13日 8:21 AM